iCROWNを活用した研究の成果
※研究者の所属・職名等は当時のものです
重症急性呼吸器感染症パンデミックに対応する次世代医療基盤の構築による:AIとリアルタイムデータによる包括的診療・搬送システム
研究代表者 | 広島大学 志馬伸朗 |
研究内容 | 1)包括的SARI/ARDSデータプラットフォームの構築とその解析 ・ARDSという最重症病態を主に含むSARI患者を包括、EDC拡充により小児患者にまで対応範囲を拡大 ・胸部CT画像データおよび長期予後・QOL(生活の質)データを追加統合 ・既存ビッグデータと簡便にシステム連携できる全国を網羅する診療データベースを確立 2)AIを活用した総合診療支援システムの開発 ・重症度判定と遠隔診療システム:患者関連データから重症化リスクを予測し、医療従事者へ診療プランを提示する ・重症患者広域搬送システム:リアルタイムで収集された患者状態および病院のベッド占有率,搬送手段の状況などを基に、最適な搬送先と搬送手段を提示する ・搬送モニタリングシステム:患者の位置情報、生体情報、対応記録などをリアルタイムで搬送先病院と共有する |
進捗状況等 | 実施中 ※本研究は、令和7年度において、日本医療研究開発機構(AMED)新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業の研究費交付を受けたものです[公募番号/公募研究開発課題名:201新興・再興感染症の診療体制の確保、臨床研究の推進に資する研究)]。 |
インフルエンザに対するT-705注射剤(ファビピラビル)のオセルタミビル併用下における有効性と安全性を探索するための第Ⅱ相医師主導治験
研究代表者 | 国立健康危機管理研究機構 大曲貴夫 |
研究内容 | 入院を要する65歳以上のインフルエンザ患者を対象に、併用薬(オセルタミビルリン酸塩)に加えて被験薬(T-705IV)を5日間投与し、その有効性及び安全性を検討する。 |
進捗状況等 | 実施中 ※本研究は、令和6年度において、日本医療研究開発機構(AMED)新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業の研究費交付を受けたものです[公募番号/公募研究開発課題名:101感染症臨床研究ネットワークを活用した研究(重点感染症の治療薬や検査薬等の研究開発)]。 |
重症呼吸器感染症(SARI)に関する異なる収集部位における相関関係評価研究
研究代表者 | 国立健康危機管理研究機構 松永展明 |
研究内容 | 中央一括倫理審査、同意取得、検体採取、検体輸送など、臨床研究を進めるための課題点を抽出し、円滑な研究体制を構築する。迅速診断検体として唾液の有用性を評価する。 |
進捗状況等 | 令和6年度終了 ※本研究は、日本医療研究開発機構(AMED)新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業、 重症呼吸器感染症(SARI)に関するサーベイランス研究(23fk0108600j0101) の交付を受けたものです。 |
感染症危機管理に係る体制整備に資する研究「高病原性病原体の曝露後予防薬、治療薬に関する国内承認薬の科学的知見」
研究代表者 | 国立国際医療研究センター 國土典宏 |
研究内容 | エボラウイルス病(ザイール型、スーダン型)、マールブルグ病、ラッサ熱、クリミアコンゴ出血熱、南米出血熱、MERS、SARSの暴露後予防薬、治療薬に関する薬剤名、剤型・規格、用法用量、有効性や安全性に関する科学的知見を整理し公開した。 高病原性病原体の曝露後予防薬、治療薬に関する国内承認薬の科学的知見[PDF] |
進捗状況等 | 令和6年度終了 ※本研究は厚生労働科学研究費厚生労働行政推進調査事業費補助金 疾病・障害対策研究分野 新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究 24HA2018の交付を受けたものです。 |